読んでもうだいぶ経ったけど、まとめて3冊ぶん。
『香菜、頭をよくしてあげよう』
:大槻ケンヂ
大槻ケンヂのエッセイ。友達とたまたま「のほ学」の話しをしていたら、貸してくれました。
昔どっかでやってた連載が本になったんだったかな。なかなかおもしろいです。笑えます。
そしてときどき笑えません。
これを貸してくれた友達とは別の大槻ケンヂファンの女子が(意外に身近にファンが居てびっくりだけど。笑)ケンチャンも不安定な人で~…と言っていました。確かに不安定?なそんなようなオーラ出てるよね~、でもオーケンさんに限っては、それがすごく魅力だったりするのかな。?
で、そのオーケンファンの彼女は街で大槻ケンヂに会った事があって、慌てて領収書の裏にサインを書いてもらった事があると笑って言っていました。
でもこの本に「領収書とか適当な紙にサインを頼まれるのはすごく不愉快…」的なことが書かれていたことは結局言えませんでした……
なんだかんだで1番笑ったのは「あとがき」でしたが。笑
毎日寝る前にちょっとずつ読んだらちょうどいいと思う。
『ホリー・ガーデン』
:江國香織
学生の頃からずっと一緒に過ごした「果歩と静江」が就職して、ミソ手前になった今の、それぞれの恋と友情のお話。ミソ手前…ってところになんとなく引き寄せられて購読。笑
果歩と静江の日常が、それぞれの場面が代わる代わる出てきて、2人一緒に居るときも勿論あって。そんな風に話しは進んで行きます。
話しがすごく静かに進むんだけど、不思議と飽きない。
果歩が頭の中で考えていることが、自分にすごく似ているようなところがあったよ。本の中の人物が自分に似てる…?なんて思ったのは初めて。年代がしっくりきすぎたのか…。笑
ちなみに果歩の恋愛や行動全体は全然似てません、頭の中で思うところとかが、似てた。
江國さんの細かい描写が好きです。ふわっとすぐ情景が浮かぶのね。この読みやすさは女性ならではかな、と思う。
『すきまのおともだちたち』
:江國香織
本が読みたくて本屋さんに入ったが、ゆっくり探す時間がなくて、慌てて選んだもの。
あたしの好きな異次元?ファンタジー?メルヘン?(なんて言うんだ…?笑)っぽかったので。
仕事先で道に迷った「私」が、いつの間にかすとんと入りこんでしまった一見普通の町なんだけど、違う「すきま」の町。
そこは小さな町で、そこで出会った、「お皿(!)」と暮らしている「小さいおんなのこ」。
「私」は「道に迷ったお客様」として「おんなのこ」の家でしばらくの間もてなしてもらいます。
「お皿」が、「私」と「おんなのこ」を乗せて普通に車を運転したりするのだけど、手足が長~いのかな、運転席だけ小さいのかな…それだけはどうしても想像できなくて、すごく気になりました。(^^)
途中、「私」と「おんなのこ」は旅行に行くのだけど、旅はすごく楽しかったのに、旅を終えて帰るときにもすごーく喜んでいて、
「帰るところがあるから旅はいいんでしょう!」と言っていたのが印象的。
変わるところもあれば、変わらないこともちゃんとある。
今、目の前にあることが全て。ありのままを素直に全て受け入れて、やるべきことをやる。それが1番自然な事なのかな、と思いました。
そんなお話。
内容もそうだし、字がちょっと大きめなので、子ども向けでもあるようです。でも大人向け!
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