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本!
読んだの夏だったんだけど・・・いちおう感想を。

■逃亡くそたわけ
著:糸山秋子

逃亡くそたわけ (講談社文庫)

映画ではピーズが主題歌?挿入歌?で使われてたので気になっていた本。タイトルがいいよねー
軽度の精神不安から精神病院に入院させられてしまった「花ちゃん」花ちゃんは脱走するべく退院間近の「なごやん」を誘って病院を抜け出します。
なごやんは車もお金もあるので、九州を福岡から鹿児島まで二人で車で走り続けるのだけど、二人だけの日々でもお互いの事を詳しく話しこんだりはしなくて、たあいもない事や脱走に不安になってケンカしたりしながらもちょっとづつ自分の事がわかっていく感じ。逃亡だけどゆっくりとした時間の流れで、二人ほやりとりとか、なんかほっこり。
花ちゃんには「亜麻布二十エレは上衣一着に値する」て幻聴がずーっと聴こえてるんだけど、この言葉が本中に出てくるので、読んでる時期に、幻聴ではないのだけど、この言葉がふいに頭に浮かんできちゃう事がけっこうあって、ちょっと怖かったです。。
短いからすぐ読めるし、おもしろいですよー
この方の本はまた読んでみたいかも。


■ひとかげ
著:よしもとばなな
ひとかげ (幻冬舎文庫 よ 2-15)

よしもとばななの昔書いた「とかげ」って本を、ストーリーはそのままに文章をちょっと書き直した物だそうです。
あたしは「とかげ」を読んだことがなかったので、とくに書き直したどうこうには興味ないけど。
とかげは昔に家族に起こった事故と悩みをずっと心の中に抱えていて、それが原因でかな、自分の事を他人に話すことはほとんどないのだけれど、一緒に生活する彼との暮らしの中ですこしずつ変化していく。その彼にも子どもの頃に抱えた不安があって。お互いに少しずつ良いほうに変わっていっていくような、さみしいけどでもすてきな恋の話でもある。あたしにも、こんな風に人を好きになれる日が来ますように。。
これも短い本なのであっと言う間に読めます。

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読書★
読んでもうだいぶ経ったけど、まとめて3冊ぶん。


『香菜、頭をよくしてあげよう』
:大槻ケンヂ

大槻ケンヂのエッセイ。友達とたまたま「のほ学」の話しをしていたら、貸してくれました。
昔どっかでやってた連載が本になったんだったかな。なかなかおもしろいです。笑えます。
そしてときどき笑えません。

これを貸してくれた友達とは別の大槻ケンヂファンの女子が(意外に身近にファンが居てびっくりだけど。笑)ケンチャンも不安定な人で~…と言っていました。確かに不安定?なそんなようなオーラ出てるよね~、でもオーケンさんに限っては、それがすごく魅力だったりするのかな。?
で、そのオーケンファンの彼女は街で大槻ケンヂに会った事があって、慌てて領収書の裏にサインを書いてもらった事があると笑って言っていました。
でもこの本に「領収書とか適当な紙にサインを頼まれるのはすごく不愉快…」的なことが書かれていたことは結局言えませんでした……

なんだかんだで1番笑ったのは「あとがき」でしたが。笑
毎日寝る前にちょっとずつ読んだらちょうどいいと思う。


『ホリー・ガーデン』
:江國香織
ホリー・ガーデン (新潮文庫)
学生の頃からずっと一緒に過ごした「果歩と静江」が就職して、ミソ手前になった今の、それぞれの恋と友情のお話。ミソ手前…ってところになんとなく引き寄せられて購読。笑
果歩と静江の日常が、それぞれの場面が代わる代わる出てきて、2人一緒に居るときも勿論あって。そんな風に話しは進んで行きます。
話しがすごく静かに進むんだけど、不思議と飽きない。
果歩が頭の中で考えていることが、自分にすごく似ているようなところがあったよ。本の中の人物が自分に似てる…?なんて思ったのは初めて。年代がしっくりきすぎたのか…。笑
ちなみに果歩の恋愛や行動全体は全然似てません、頭の中で思うところとかが、似てた。

江國さんの細かい描写が好きです。ふわっとすぐ情景が浮かぶのね。この読みやすさは女性ならではかな、と思う。


『すきまのおともだちたち』
:江國香織
すきまのおともだちたち (集英社文庫 え 6-10)
本が読みたくて本屋さんに入ったが、ゆっくり探す時間がなくて、慌てて選んだもの。
あたしの好きな異次元?ファンタジー?メルヘン?(なんて言うんだ…?笑)っぽかったので。

仕事先で道に迷った「私」が、いつの間にかすとんと入りこんでしまった一見普通の町なんだけど、違う「すきま」の町。
そこは小さな町で、そこで出会った、「お皿(!)」と暮らしている「小さいおんなのこ」。
「私」は「道に迷ったお客様」として「おんなのこ」の家でしばらくの間もてなしてもらいます。
「お皿」が、「私」と「おんなのこ」を乗せて普通に車を運転したりするのだけど、手足が長~いのかな、運転席だけ小さいのかな…それだけはどうしても想像できなくて、すごく気になりました。(^^)

途中、「私」と「おんなのこ」は旅行に行くのだけど、旅はすごく楽しかったのに、旅を終えて帰るときにもすごーく喜んでいて、
「帰るところがあるから旅はいいんでしょう!」と言っていたのが印象的。

変わるところもあれば、変わらないこともちゃんとある。
今、目の前にあることが全て。ありのままを素直に全て受け入れて、やるべきことをやる。それが1番自然な事なのかな、と思いました。
そんなお話。

内容もそうだし、字がちょっと大きめなので、子ども向けでもあるようです。でも大人向け!


どくしょ★

『ジェニィ』
ジェニィ (新潮文庫)
ポール・ギャリコ (著), 古沢 安二郎 (著), Paul Gallico (著) 

すごく良くできているお話でした。ジェニィとピーター、2匹の猫が支え合って生きる話であり、素敵な恋のお話。
写真集じゃあるまいし、猫好きにお勧めって言う意味がよくわからなかったんだけど、読んでみて意味がよくわかりました。猫好きならば、ぜひ読んでみてほしいです。笑
逆に猫好き以外には、この本はどう映るんでしょうか。

ジェニィのような女性は同姓からみても憧れ。でもなかなかなれないよ、ジェニィのようには。
ラストは納得いかなかったな。仕方ないとは分かっていながら、けっこう悲しかったです。
これでハッピーエンドとはどうしても思えず。ジェニィを好きになりすぎた。。

人間のつくった町で、猫が生きていく辛さも、少しだけどちゃんと書かれています。
 


どくしょ★

西の魔女が死んだという本を読みました。けっこう有名?

西の魔女が死んだ (新潮文庫)
すごーーーーく良い本でした。短いので、部屋で一気に読みました。なんかよくわなんないけど、すっっごい泣いたよ。
ボロボロ涙が止まらなくて、泣きすぎな自分にちょっとヒイたくらい。笑

草木や花の名前がたくさん出てくるような本が好き。入り込みやすい気がする。
大事な本になりました。
わたしも、西の魔女が大好きです。
魔女修行せねば!


先日、映画にもなっていた『アヒルと鴨のコインロッカー』を読み出したんだけど、数十ページであっさりリタイヤ。
フィクションなので文句はないが、まぁ、読む気が失せたので。
とりあえずお蔵入り。

つづく。


 


プロフィール
こんにちは。
HN:
けいこsunu♪
性別:
女性
自己紹介:
音楽が好きです ライブが大好きです
ライブレポと言えるものは書いてません。感じたことをメモしてます。あしからず☆

スヌーピーが好きです
でも実際は猫派 性格はもはや猫・・

動物の命はもっと尊重されるべきだとブツブツ考え込みながら結局弱く生きてます

★2009/1
この列の1番した↓↓↓で不要ペット回収車全面廃止のオンライン署名を集めています。ご協力をお願いし致します。
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